15 池田真洋

ついに完成した。約半年描いていてきた自画像の絵の具の厚さや、色は時間の長さを感じさせる。私は、自画像を描いていたとき何をすればいいのか悩んだりしたことがよくあった。しかし、そんなときに自分を見つめなおすことができた。自分を壊すことが、どれだけ勇気がいるかということを学んだ。今まで、私は先の見えないことに突き進むということを恐れていたように思う。自画像の自分を壊すことですら、なかなかできなかった。しかし、あるとき自画像の自分を壊してみるとそのときまでの絵よりも良くなっていた。その時から、絵を描くことが楽しくなった。その後も、何度か自画像を壊すことに挑戦した。失敗することもあったが、その度に何か学ぶものがあった。初めは恐れていた自画像を壊すということをしても悔やむことはなかった。私はたった十五年だが、今まで生きてきて、挑戦するということを恐れて何もできなかったように思う。挑戦しても、本当の失敗はないということを学んだ。
 私はこの自画像を描くことを通じて、学ぶことがたくさんあった。特に、私は挑戦をすることの大切さを肌で感じることができた。私はたった十五年だが、今まで生きてきて、挑戦するということを恐れて何もできなかったように思う。半年間自画像を描きながら、先生の話を聞くととてもよく理解でき、自分がとても素直になれていることを感じることができた。 私は、美術の時間を通してたくさんのことを学ぶことができ、「一生ものの勉強」もたくさんさせてもらうことができた。本当に、ありがとうございました。