第十回(最終回)



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土浦一高創立110周年記念−翼工房の10年−「小牧幹とその教え子たち展」 
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一枚の作品に半年かけて作品を創る、これが、本校がめざす美術授業における人づくりの実践です。永く受験校として先頭集団をゆく本校ですが、誰より早く一つしかない答えを解く受験勉強は、外にある答えを見つけ出す訓練に他なりません。しかし、真に大切な生きるための答えというものは自らの内にあってそれぞれの個我の中に秘められているもののはずです。
半年も自分自身と真向かうことは、実際は過酷なものです。しかし、その長い時間の中で試行錯誤を繰り返しながら勇気を出して描き進む時、自らの内なる光を自らの力で見つけだすことができると信じております。
「向こうの教室で知識を学べ、そしてここでは知恵を掘り起こせ。両方の翼を均等に持たなくてはどんな広い空でも思うところに自由には飛べまい。まして、美しいものなど見えはしない。未来に可能性ある君たちのここは翼工房だ。」これは、生徒たちへのぼくのメッセージです。
本校生徒の約半分が一年次美術を選択します。生徒一人ひとりの作品は、多感な青春時代の自分探しの証でもあります。完成後作文に込められたそれぞれの取り組み姿勢には、うわべの似顔絵から自己の内面探求に移行していった、ものの見方・考え方の変遷も読みとっていただけるでしょう。

平成19年2月吉日
茨城県立土浦第一高等学校美術教諭  小牧 幹













弦楽部による協力演奏














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